02/08/2026
「査定額が高い会社」が本当に良い不動産会社とは限りません
「3社に査定をお願いしたら、一番高い会社に頼んだ方がいいですよね?」
売却相談で、本当によくいただく質問です。
確かに、高い査定額を見ると嬉しくなります。
「この会社なら高く売ってくれそう」そう思うのは自然なことです。
しかし、不動産売却では、この考え方が一番危険な落とし穴になることがあります。
査定額は「売れる価格」ではありません
まず知っていただきたいのは、査定額は成約価格ではないということです。
査定額はあくまで「このくらいで売れる可能性があります」という予測です。
ところが、中には契約を取りたいあまり、実際には難しい価格を提示する会社もあります。
最初は高く売り出し、反応が悪くなったら、「やはり値下げしましょう」という流れになるケースも少なくありません。
売主様が聞くべき質問があります
私は査定額を見るよりも、担当者に次のように質問することをおすすめしています。
「もし、この査定額で売れなかったら、どう責任を取ってくれますか?」
もちろん、本当にペナルティを求めるわけではありません。
この質問をすると、その査定額にどれだけ自信を持っているのかが見えてきます。
根拠がある価格なのか。契約を取りたいだけなのか。担当者の反応で、意外と判断できるものです。
売却価格は「勝負する価格」を決めること
例えば、3,650万円前後が相場なのに、4,300万円で売り出したらどうでしょうか。
市場の反応が鈍くなり、結果として売却まで長引く可能性があります。
一方で、最初から安く売る必要もありません。
大切なのは、「どこから勝負を始めるか」という考え方です。
相場を理解した上で販売開始価格を決めることが、納得できる売却につながります。
査定額より担当者を見てください
売却を成功させる担当者は、査定額だけをアピールしません。
なぜその価格なのか。どんな販売戦略なのか。価格を維持できる根拠はあるのか。売れなかった場合はどう動くのか。
そこまで説明してくれる担当者の方が、結果的に安心して任せられることが多いです。
査定額だけで不動産会社を選ぶのではなく、「この担当者なら任せられる」と思える人かどうかを、ぜひ大切にしてください。
私自身も売却のご相談では、高い査定額を競うのではなく、
「現実的にどのような売却方法が最善なのか」を一緒に考えることを大切にしています。
売却は人生の中でも大きな取引です。
だからこそ、耳触りの良い話だけではなく、本当にお客様のためになるご提案を心掛けています。
「査定額が高い会社」が本当に良い不動産会社とは限りません 「3社に査定をお願いしたら、一番高い会...