31/12/2025
【中国での新年:中国の国籍、戸籍制度に関するニュース】
あけましておめでとうございます。司法書士法人ダイアリーの大和田です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年に続き、中国の山東省威海市で元旦を迎えましたが、新年早々、中国関係者に一つ耳寄りなニュースです。
実は、昨年末12月27日、仁川からのチェジュ航空7C8501便で威海入りしたのですが、入国審査で家内が足止めを食らい、3.4分間の質問をされたのです。
これまでは、入国審査官の質問といえば、「入国目的」や「滞在先、期間」くらいだったのですが、今回は「何年前に日本に帰化したか」「中国の旧氏名は何というか」等、いろいろ訊かれたというのです。
怪訝に思った私がネットで調べてみたところ、YouTubeの「看中国フォーカス」というチャンネルに以下の記事が投稿されているのを見つけました。
『中国、戸籍強制抹消を本格化、帰国華人の出国禁止が300%激増』
「近頃、中国大陸では二重国籍者を対象とする大規模な一斉調査が突如始まりました。海外在住の華人が帰国時に空港で足止めされ、戸籍の強制抹消を求められるケースが相次いでいます。カナダやオーストラリア、アメリカなどに暮らす華人たちは、SNSで体験談や不安を共有しており、今回の動きは単なる運用強化ではなく、中国共産党当局が海外華人の身分管理を全面的に引き締める措置だとの見方が広がっています。」
ttps://www.youtube.com/watch?v=wg5qZK_TrqY
中国政府のこうした動きは今に始まったものでなく、2018年3月25日、日本の東京新聞、中日新聞に「中国、反腐敗運動の一環か 二重国籍の禁止 厳格化」という記事が掲載されたのを、私は各所での講義でご紹介してきました。
中国は、(日本と同様に、原則的に二重国籍を認めておらず)国籍法の第3条で
「中华人民共和国不承认中国公民具有双重国籍。」
(中華人民共和国は、中国公民が二重国籍を有することを認めない。)
と定めておりますし、同法第9条で
「定居外国的中国公民,自愿加入或者取得外国国籍的,即自动丧失中国国籍。」
(外国に定住している中国公民が、自らの意思で外国国籍を取得した場合には、当然に中国国籍を喪失する。)
としているので、当然の措置だといえばそれまでなのですが、今回のこうした動きは、出入国管理部門と(戸籍を管理する)公安部門のデータのネットワーク化が進展をしたことの証であり、また世界中の華人の居住動向、私たちが関わる在留中国人の相続登記にまで少なからず影響を与えるものだと思います。
新年早々、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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