弁護士・税理士 谷原 誠

弁護士・税理士 谷原 誠 役立つ法律情報をお届けします。

弁護士法人みらい総合法律事務所 代表者社員弁護士
(みらい総合法律事務所代表パートナー)
税理士

みらい総合法律事務所
https://www.mirailaw.jp/

【取り扱い分野】
損害賠償法
税法(審査請求、税務訴訟、脱税弁護等)
企業法務
不動産
倒産・再生
相続その他民事事件

【経歴】
昭和43年 愛知県生
平成6年4月 弁護士登録(東京弁護士会)
平成13年度 東京弁護士会常議員・代議員
平成13年~平成24年 公益財団法人日本体操協会理事
平成15年~令和5年  公益社団法人日本新体操連盟理事
平成20年 税理士登録
平成20年~平成27年 アイ・アール債権回収株式会社 取締役

【著書】
「税務のわかる弁護士が教える 税理士損害賠償請求の防ぎ方」(ぎょうせい)
「税務のわかる弁護士が教える 相続税業務に役立つ民法知識」(ぎょうせい)
「税務のわかる弁護士が教え

る 税務調査に役立つ”整理表” -納税者勝訴判決から導く”七段論法”」 (ぎょうせい)
「人生を変える「質問力」の教え」 (WAVE出版)
「税理士SOS 税理士を守る会 質疑応答」(ロギカ書房)
「税務のわかる弁護士が教える 税務調査における重加算税の回避ポイント」(ぎょうせい)

「交通事故訴訟における脊髄損傷と損害賠償実務」(ぎょうせい)
「交通事故訴訟における高次脳機能障害と損害賠償実務」(ぎょうせい)
「交通事故訴訟における典型後遺障害と損害賠償実務」(ぎょうせい)
「人を動かす質問力」(角川書店)
「弁護士・谷原誠式『戦略的交渉術』の極意」(宝島社)
「知識ゼロからのビジネス交渉術」(幻冬舎)
「弁護士の論理的な会話術」(あさ出版)
「弁護士の論理的な決断術」(あさ出版)
「『やっかいな相手』がいなくなる上手なモノの言い方」(角川書店)
「同業の弁護士から『どうしてそんなに仕事ができるの』と言われる私の5つの仕事術」(中経出版)
「問題を見抜き、先回りし、手を打つ!」(三笠書房)
「スパッと決める技術」(あさ出版)
「人生を思い通りに変える51の質問」(角川書店)
「これで万全!手形・小切手がわかる本」(ティーアイエス)
「他人を意のままにあやつる方法」(KKベストセラーズ)
「意のままに人を動かす心理技術」(KKベストセラーズ)
「現役弁護士が書いた 思いどおりに他人を動かす 交渉・説得の技術」(同文館出版)
「「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか―弁護士が教える論理的な話し方の技術」(あさ出版)
「「わたしと仕事、どっちが大事?」はなぜ間違いか」~実践編」(あさ出版)
「するどい『質問力』」(三笠書房)
「図解 するどい「質問力」!問題を1秒で解決する」(知的生き方文庫)
「弁護士が教える 気弱なあなたの交渉術」(日本実業出版社)
「弁護士が教える気弱なあなたの交渉術」(だいわ出版)
遺言と贈与はまだするな~「信託」で自分の死後三〇年間財産を支配し続ける方法「信託」(万来舎)
「雑談の戦略」(大和書房)
「「いい質問」が人を動かす 」(文響社)
「あらゆる人間関係を改善する! 夢をかなえる質問」(PHP研究所)
「マンガでわかる! 質問力」(宝島社)
「気持ちよく「はい」がもらえる会話力」(文響社)
「「沈黙」の会話力」(フォレスト出版)
「7タイプ別交渉術」(秀和システム)
「会計事務所の法律・税務トラブル質疑応答集」(ロギカ書房)
「税務のわかる弁護士が教える 税賠トラブルを防ぐ事業承継対策」(ぎょうせい)
「超多忙な弁護士が教える時間を増やす思考法」(フォレスト出版)

共著「社長、ちょっと待って!!それは労使トラブルになりますよ!」(万来舎)
共著「事業再生~弁護士が教える7つの方法」(パレード)
共著「事業と資産を守り抜く新信託法活用術」(カナリア書房)
共著「確実な債権回収のやり方と法律知識」(同文館出版)
共著「社長!個人情報、その取り扱いはキケンです。」(あさ出版)
共著「交通事故被害者のための損害賠償交渉術」(同文館出版)
共著「[弁護士がきちんと教える]交通事故 示談と慰謝料増額」(あさ出版)
共著「[弁護士がきちんと教える] 賃貸トラブル 交渉と解決法」(あさ出版)
共著「病院の「医療費回収」マニュアル」(ぱる出版)
共著「90分でわかる 社長が知らないとヤバい労働法」(あさ出版)

電子書籍 「交通事故の被害者が知らないと損をする知識」(バレーフィールド)
電子書籍 「弁護士が教える!人生を成功に導く質問力」(バレーフィールド)
電子書籍 「未来の自分を高めるシンプル仕事術36」(バレーフィールド)
電子書籍 共著「自分をコントロールし、相手の心をつかむ技術」(バレーフィールド)

【論文】
「税理士の注意義務と損害賠償責任を回避するためのポイント」(税経済通信2023年1月号)
「デジタル時代における会計事務所経営のリスク」(税界タイムズ第81号)
「インボイス制度における税理士損害賠償リスク」(旬刊「速報税理」2021年12/21号)
「自覚していない違反リスクの判断方法と対策」(税経通信 2011年9月号)
「外貌醜状に係る労災の障害等級における男女差をめぐる京都地裁判決」(「法律のひろば」平成23年3月号)
「図解でわかる信託の考え方の基礎」(「税理」平成25年7月号)
「賠償請求の対応~税理士に対する損害賠償請求に対する対応と予防策」(税経通信2011年8月号)
「自動車関連法令の制定・改定と従業員の通勤・営業」(会社法務A2Z2015年2月号)

【新聞・雑誌】
産経新聞・毎日新聞・日本経済新聞・日経産業新聞・東京新聞・日刊ゲンダイ・THE21・週刊朝日・サンデー毎日・週週刊現代・週刊ポスト・女性セブン・プレジデント・日経ビジネスアソシエ・日経トレンディ・週刊SPA!・FLASH・CIRCUSその他掲載および取材多数

【テレビ出演】
ラジオ出演
テレビ朝日「報道ステーション」
テレビ朝日「報道ステーションサンデー」
テレビ朝日「スーパーモーニング」
テレビ朝日「モーニングバード」
テレビ朝日「スーパーJチャンネル」
テレビ朝日「ワイドスクランブル」
テレビ朝日「やじうまテレビ」
日本テレビ「NEWSリアルタイム」
日本テレビ「ZIP」
フジテレビ「スーパーニュース」
フジテレビ「とくダネ!」
フジテレビ「Mrサンデー」
TBSテレビ「噂の東京マガジン」
TBSテレビ「みのもんたの朝ズバッ!」
TBSテレビ「はなまる」
TBSテレビ「いっぷく」
TBSテレビ「ひるおび」
TBSラジオ「生島ヒロシのおはよう一直線」
J-WAVE「JAM THE WORLD」
RKBラジオ「どんどこサタデー」
他多数

【講演(税理士関係のみ掲載)】
東京税理士会
東京税理士会日本橋支部
東京税理士会渋谷支部
東京税理士会世田谷支部
東京税理士会神田支部
東京税理士会中野支部
東京税理士会荒川支部
東京税理士会新宿支部
東京税理士会小石川支部
東京税理士会麻布支部
東京税理士会浅草支部・上野支部
東京税理士会町田支部
東京地方税理士協同組合
千葉県税理士会市川支部
沖縄県税理士会
関東信越税理士会川越支部
関東信越税理士会本庄支部
関東信越税理士会上田支部
関東信越税理士会前橋支部
関東信越税理士川口支部
東海税理士会
東海税理士協同組合
東海税理士会名古屋支部
東海税理士会静岡支部
東海税理士会三重支部
北海道税理士会
東北税理士会(郡山、秋田)
東北税理士会岩手県支部連合会
関東信越税理士共同組合
茨城県税理士共同組合
近畿税理士会西支部
横浜南税法研究会
(株)TKC四谷支部
(株)TKC都心会港支部
(株)TKC中部会
保険サービスシステム(株)
株式会社実務経営サービス
雑誌「税理」WEBセミナー
(株)日税ビジネスサービス

今回は、目標を強く思い描くことの功罪についてお伝えします。ニューヨーク大学のガブリエル・エッティンゲン教授の研究があります。研究によると、理想の未来をあまりにも鮮明に描きすぎると、脳は「すでに目標を達成し、十分な報酬を得た」と誤認してしまい...
10/08/2026

今回は、目標を強く思い描くことの功罪についてお伝えします。

ニューヨーク大学のガブリエル・エッティンゲン教授の研究があります。

研究によると、理想の未来をあまりにも鮮明に描きすぎると、脳は「すでに目標を達成し、十分な報酬を得た」と誤認してしまい、ドーパミン報酬系が疑似的に満たされてしまうといいます。

そして、「収縮期血圧(最高血圧)」が低下してしまう、ということです。

困難な課題に立ち向かう際や、物理的なエネルギーを必要とする場面では、自然と収縮期血圧が上昇するのですが、これが低下してしまう、ということは、目標を達成するための努力と矛盾するということです。

この結果を見ると、目標を目指して努力するときに、目標を達成した状況をありありと想像することは、かえって目標達成を遠ざけることになりそうです。

しかし、アスリートをはじめ、昔から多くの人が、目標を達成するには、目標を達成したところをイメージすることを推奨しています。

私も、司法試験受験生時代、毎日、合格したところをイメージしていました。

そして、それによってモチベーションをアップさせていました。

では、上記の研究結果は、何を意味しているのでしょうか。

エッティンゲン教授が導き出した答えが「メンタル・コントラスティング(心理的対比)」という手法です。

メンタル・コントラスティングとは、理想の未来を単に想像して終わるのではなく、その直後に「その未来の実現を阻む、現在の現実的な障害」について徹底的に思考し、両者を脳内で対比させるプロセスを指します。

つまり、目標達成後のイメージとそこに至る障害を対比させてギャップを作り出し、収縮期血圧を上昇させて、エネルギーを生み出す、という方法です。

実際、私の場合もそうでした。

司法試験合格をイメージした後、今現在の自分の立ち位置を確認し、闘志を燃やし、勉強に戻っていました。

ですから、将来の夢や目標がある人は、それを達成したところをイメージすることは大切ですが、決して、そこで満足してはいけない、ということになります。

ある実験によると、同窓生が成功しているのを見た時、人は、不安や痛み、不快を感じるそうです。そして、その成功した同窓生が不幸に陥った場合には、快感の領域である腹側線条体が反応したそうです。この反応、進化心理学の観点からは、次のように考えるよう...
03/08/2026

ある実験によると、同窓生が成功しているのを見た時、人は、不安や痛み、不快を感じるそうです。

そして、その成功した同窓生が不幸に陥った場合には、快感の領域である腹側線条体が反応したそうです。

この反応、進化心理学の観点からは、次のように考えるようです。

なお、進化心理学は、人の心理メカニズムの多くは進化生物学の意味で生物学的適応であると仮定しヒトの心理を研究する学問です。

すべての生物の適応戦略は、限られた環境の中で自らの生存と繁殖可能性を最大化することに収束します 。

そして、個体を取り巻く環境中の「資源」は常に有限です。

例えば、太古の狩猟採集社会において、安全な居住地、栄養価の高い食糧、そして優秀な配偶者といった資源は決して無尽蔵ではありませんでした。

各個体は、この有限な資源の中で、自らの子孫をできるだけ多く残そうとします。

資源が厳しく制限された環境においては、他者の成功(資源の獲得)は、相対的に自分自身の取り分の減少を直感的に意味します。

誰かが多くの食糧を得れば、自分が飢える可能性が高まります。

誰かが集団内で高い地位(権力)を得れば、自分の交尾の機会が失われる可能性が高まります。

つまり、原始の環境は極めて「ゼロサムゲーム(誰かの利益が必然的に他の誰かの損失となる状態)」に近い構造を持っていました。

このような熾烈な環境下では、競争相手が資源を失うこと、あるいは競争相手がミスを犯して集団内での地位から転落することは、自分自身の生存・繁殖における「相対的な適応度の向上」に直結するということです。

したがって、シャーデンフロイデ(他人の不幸を喜ぶ感情)は、性格の悪さや道徳的欠陥などではなく、競争相手の弱体化により自分の生存可能性が強化されると考えるものです。

ほんとかなー。( ー`дー´)キリッ

「他人が自分を見て笑っている件」私たちの多くは他人の目を気にするものですが、その中でも特に気になってしまう人がいます。例えば、寝坊して急いで家を出たために寝癖がついたまま出社してしまったような場合、社内の全員がそれに気づいて内心笑っていると...
27/07/2026

「他人が自分を見て笑っている件」

私たちの多くは他人の目を気にするものですが、その中でも特に気になってしまう人がいます。

例えば、寝坊して急いで家を出たために寝癖がついたまま出社してしまったような場合、社内の全員がそれに気づいて内心笑っていると思い込んでしまうような場合。

YouTubeの一人語りをする途中、ちょっと言い淀んだ場合に、視聴者が全く気にならないのに、「あ、すみません。舌を噛んでしまいました」などとわざわざ言い訳をするような場合。

このように、自分が気にしている欠点や特徴、ささいなミス(目立つ服装、少し太って見える顔、シャツの汚れなど)に対して、他者も自分と同じくらい強い関心を持って注目していると判断してしまう認知バイアスを、心理学では「スポットライト効果」と呼びます 。

これは文字通り、まるで自分だけに暗闇の中で眩しいスポットライトが当てられており、周囲の誰もが自分の一挙手一投足に注目し、気になっている所やクセが丸見えになっているかのように錯覚してしまう状態を指します 。

コーネル大学の心理学者トーマス・ギロビッチらが行った実験に次のようなものがあります。

実験に参加したのは109名の大学生です。

ターゲット役となった学生は、恥ずかしい有名な人物のTシャツを着せられ、他の学生たち(観察者役)が着席してアンケート作業を行っている教室のドアをノックし、遅れて入室します 。

そして、着席した後、すぐに退室します。

ターゲット役本人は、平均約46%の学生が、そのTシャツに気づき、人物を識別できただろうと推測しました。

ところが、教室にいた学生達は、平均約21%しか気づかなかったのです。

如何にスポットライト効果が働いているかがわかるでしょう。

スポットライト効果は、その人が「自己中心的な世界」に生きているためです。

無意識のうちに「自分が知っていること・関心があること」を強固な基準(アンカー)として設定し、他者の心や視線をもその基準で推測してしまうのです 。

しかし、自分がそうだ、ということは、他人も同じであり、そうであれば、他人は、あなたのことをそれほど気にかけていない、ということになります。

他人の目が気になって仕方がない人は、このことをよく憶えておくとよいでしょう。

少しずつ、他人の目が気にならないようになるでしょう。

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人間は、自分のために行動するより他人のために行動する方が幸福感が高まることがだんだんとわかってきています。ブリティッシュ・コロンビア大学のダン教授らは、参加者に5ドルまたは20ドルを渡し、半数には「今日中に自分のために使ってください」、残り...
20/07/2026

人間は、自分のために行動するより他人のために行動する方が幸福感が高まることがだんだんとわかってきています。

ブリティッシュ・コロンビア大学のダン教授らは、参加者に5ドルまたは20ドルを渡し、半数には「今日中に自分のために使ってください」、残り半数には「他人のために使ってください」と指示しました。

その日の夜に幸福度を測ったところ、他人のために使ったグループの方が、明らかに幸福度が高かったそうです。

そして、金額の差は、関係がなかった、ということです。

たった数百円でも、他人のために使えば自分の心が満たされるというのは、意外な結果ですね。

この研究は「サイエンス」誌に掲載され、後の追試では世界136か国の調査データでも同じ傾向が確認されています。文化や経済水準を超えて、人類に共通する性質のようです。

そうすると、毎日、どんな些細なことでもいいので、他人に貢献をする行動を心がけるようにすると、1日の終わりに感じる幸福度が上がりそうです。

部下の悩みに三十分、耳を傾ける。若手に自分の人脈をひとり紹介する。コンビニのおつりを募金箱に入れる。そんな小さな行動でも効果がありそうです。

わずか数百円、たった三十分の「他者への貢献」が、脳に確かな報酬を与えてくれるのです。

自分のためにしなければならないことが多い毎日ですが、そんな中で、何らかの形で他人への貢献をしたいものです。

そして、それが自分に幸福をもたらしてくれる、ということです。

「ジョーズにサメは必要か?」何か新しいことに挑戦する時、「すべて完璧に準備してからスタートしたい」と思うことはありませんか?でも現実は、どれだけ準備しても想定外のトラブルが起きるものです。そんな時は、つい「失敗した」「もうダメかもしれない」...
13/07/2026

「ジョーズにサメは必要か?」

何か新しいことに挑戦する時、「すべて完璧に準備してからスタートしたい」と思うことはありませんか?

でも現実は、どれだけ準備しても想定外のトラブルが起きるものです。

そんな時は、つい「失敗した」「もうダメかもしれない」と考え、諦めたくなってしまうものです。

スティーブン・スピルバーグもそんな状況に陥りました。

20代で野心に燃えていたスピルバーグは「本物の海」で「実物大のサメ」を使って撮影するという、当時としては画期的な挑戦に出ました。

制作チームは、油圧式で動く巨大な3体のロボットサメを開発し、撮影が始まりました。

すると、プールでは動いたサメを海に入れると、塩水が機械の内部に侵入して、全く動かなくなりました。

サメが動かなくては仕方ありません。撮影は大幅に遅れました。

このままでは撮影中止です。

しかし、スピルバーグは諦めませんでした。

「ジョーズ」を観た人は、おわかりだと思います。

映画の中で、サメが出てくるのはわずかです。

スピルバーグは、サメを観せずにサメの映画を作ったのです。

そして、映画は大ヒットしました。

私たちは、このストーリーから学ぶことができます。

現実の社会は思い通りにいかないことばかりです。

お金・予算がない、時間がない、人脈がない、など不足だらけ、制約だらけです。

スピルバーグもそうでした。サメの映画で動くサメがなかったのです。

そこで、こう考えます。

「動くサメがないままで、観客を怖がらせる方法は?」

つまり、恐怖映画の「目的」に立ち返ったのです。「動くサメ」は、あくまでも手段に過ぎません。

そこで、水面の動きと背びれで、あたかもそこにサメがいるかの如き映像を作り出したのです。

そして、音楽です。「見えないサメが迫ってくるような音楽が作れないか?」

あの有名な音楽が鳴るとサメが近くにいることを暗示し、サメの代役としてしまいました。

スピルバーグは、逆転の発想でトラブルをチャンスに変えて、映画史に残る名作「ジョーズ」を作り出したのです。

制約やトラブルは、往々にして「手段」に発生します。

そんな時は、スピルバーグのように「目的」に立ち返り、「これがないままで、目的を達成する方法はないだろうか?」と自分に質問をする習慣をつけましょう。

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ある日、二匹のカエルが、誤って深い壺の中に落ちてしまいました。壺の中には、ミルクから作られたクリームがたっぷりと満たされていました。クリームの中には、足を踏ん張る場所もない。自力で抜け出すのは、どう考えても不可能な状況でした。一匹のカエルは...
06/07/2026

ある日、二匹のカエルが、誤って深い壺の中に落ちてしまいました。

壺の中には、ミルクから作られたクリームがたっぷりと満たされていました。

クリームの中には、足を踏ん張る場所もない。

自力で抜け出すのは、どう考えても不可能な状況でした。

一匹のカエルは、早々に悟りました。「もう、だめだ」。そして抵抗をやめ、静かにクリームの底へと沈んでいきました。

けれど、もう一匹のカエルは違いました。

「死にたくない」

とにかく足を動かし続けました。

彼は、ただひたすらに、もがき、泳ぎ、足をバタバタと動かし続けました。

やがて、不思議なことが起こります。

足を動かし続けたことで、クリームは少しずつかき混ぜられていきました。やがて、クリームは固まり、硬いバターへと姿を変えていったのです。そのバターを足場にして、彼はついに壺の外へと飛び出していきました。

この物語は、「最後まで諦めなければ、なんとかなる」という文脈で語られることが多いです。

しかし、もう一つ重要な教訓があります。

それは、「場合により、活路は自分の気づかないところにある」ということです。

困難に直面した時、

「自分には才能がないから、無理だ」
「状況は変わらないから、無理だ」
「誰も助けてくれないから、無理だ」

活路を見いだせない時、このように諦めてしまう人は、深い壺の底に沈んでいきます。

必死に考え続け、活路を見いだせる人は助かります。

ここで、第三の道があります。

活路を見いだせなくても、もがき続ける、という道です。

カエルは、自分が助かるとは思わなかったはずです。それでも、もがき続けたら、奇跡的に助かります。

私たちは万能ではないので、全てのピンチに活路を見出すことなどできません。

しかし、そうであっても、ピンチから脱するために、最後まで諦めずもがき続けたら、自分では気づかないようなことが起こり、ピンチから脱出することができる場合があります。

・誰かが助けてくれた。
・状況が変化した。
・急にライバルがいなくなった。

このようなことが起こることがあります。

だから、自分で全てを知っている気にならず、活路を見いだせなくても、とにかく最後まで諦めずにもがき続ける、そういう姿勢でいたいと思います。

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ジェーン・ダットンとアダム・グラントは、東日本大震災の救援を目的として、人々に寄付をお願いする実験を行いました。3つのグループに分けました。何もしなかったグループの寄付率は13%でした。2つ目のグループには、他者から受け取ったものを3つ挙げ...
29/06/2026

ジェーン・ダットンとアダム・グラントは、東日本大震災の救援を目的として、人々に寄付をお願いする実験を行いました。

3つのグループに分けました。

何もしなかったグループの寄付率は13%でした。

2つ目のグループには、他者から受け取ったものを3つ挙げてもらうように依頼したところ、寄付率は21%に上昇しました。

3つ目のグループには、反対に、自分が他人に貢献したことを3つ書き出してもらうように依頼しました。

すると、寄付率は、46%に上昇しました。

この結果は、何を意味するのでしょうか。

彼らは、自分が他人に貢献した記憶を思い出すことにより、自分たちは与える側だと認識し、自然災害の被災者を支援することで、そのアイデンティティを確立する機会を得たのです。

認知的不協和解消理論から説明すると、他人への貢献を書き出し、自分が貢献する人間だというアイデンティティを感じた自分と寄付をしないという行動は矛盾し、苦痛を感じるため、「寄付をする」という行動をとった人が多かった、ということと思われます。

そうすると、やはり、以下のようなことになると思います。

自分がこうなりたい、という人物像があれば、あたかもそのような人間であるかのように振る舞うことです。

そうすれば、行動と内心を整合させるため、次第になりたい自分になっていくでしょう。

店員を教育したければ、叱責をするよりも、顧客からの感謝の声が店員に直接届くようにすることです。

そうすれば、店員は、「自分は顧客に貢献する存在だ」とのアイデンティティを確立してくれるでしょう。

今回は、部下や子供に対して、決してしてはいけないことをお伝えします。行動経済学者ダン・アリエリーの実験です。アリエリーは参加者にレゴの組み立てを依頼しました。1体完成するごとに報酬はわずかに減っていく。いつ辞めてもいい。グループは二つ。ひと...
22/06/2026

今回は、部下や子供に対して、決してしてはいけないことをお伝えします。

行動経済学者ダン・アリエリーの実験です。

アリエリーは参加者にレゴの組み立てを依頼しました。1体完成するごとに報酬はわずかに減っていく。いつ辞めてもいい。

グループは二つ。

ひとつは、完成品を実験者が「ありがとう」と受け取り、丁寧に机の下へ並べていくグループ。

もうひとつは、参加者が次の作品を作っているその目の前で、前の作品を黙々と分解されるグループ。神話の王にちなんで「シーシュポス条件」

結果は前者は平均11体、後者はわずか7体で手を止めました。

別の実験では、作業結果を「承認する」「無視する」「シュレッダーにかける」の3条件で比較しました。

驚くべきことに、ただ目も通されずに放り置かれた人たちは、目の前でシュレッダーにかけられた人たちと、ほぼ同じダメージを受けていたのです。

無視は、破壊と同義なのです。

こんなことをしていないでしょうか。

部下に、「明日の会議で使うから、徹夜してでもデータ資料をまとめてくれ」と依頼。

部下は睡眠時間を削り、完璧な資料を完成させました。

しかし、翌朝、資料を届けに来た部下に、「気が変わって別の戦略で行くことになったから、その資料はもう必要ない。破棄しておいて」と目も見ずに伝える。

小さな子どもが一生懸命に絵を描いて完成させて持ってきたのに、見ることもせずに、「もう寝る時間だよ」と突き放す。

これらの瞬間、部下や子供は、「シーシュポスの山」に登ることになります。

モチベーションが打ち砕かれ、将来の仕事や勉強などの意欲を失ってしまう可能性があります。

対策は難しくありません。

アリエリーはこう書いています。「意味とは安上がりなものである。しかしそれを無視することは、極めて高くつく」。

必要なのは、差し出されたものに、目を通すこと。「見たよ」と頷くこと。

こんな簡単なことで結果が大きく違ってきます。

内容が良ければ、素直に称賛するとなお良いでしょう。

人は、自分の作業の意味を見出したいのだ、ということを忘れないようにしたいものです。

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1978年。ある男が日常的な不満を抱えていました。自宅で使っていた当時の最高級の掃除機が、ゴミを吸い込むたびに目詰まりを起こし、すぐに吸引力が落ちてしまうことへの苛立ちです。彼は、ある日、製材所で巨大なサイクロン装置が空気中からおがくずを分...
15/06/2026

1978年。ある男が日常的な不満を抱えていました。

自宅で使っていた当時の最高級の掃除機が、ゴミを吸い込むたびに目詰まりを起こし、すぐに吸引力が落ちてしまうことへの苛立ちです。

彼は、ある日、製材所で巨大なサイクロン装置が空気中からおがくずを分離しているのを見て閃きます。「この仕組みを、家庭用の掃除機に応用できないだろうか」と。

ここから、彼の果てしない挑戦が始まりました。

彼は暖房もない冷え切ったガレージにこもり、家を担保にして借金をし、美術教師である妻の収入に支えられながら、毎日ひたすら試作品を作り続ける日々をスタートさせます。

さて、私たちなら、何回くらい失敗すれば、諦めるでしょうか。

頑張って100回くらいでしょうか。100回挑戦してダメなら、「こりゃダメだな」と諦めるのではないでしょうか。

話を続けましょう。

彼が最終的に納得のいくサイクロン掃除機を完成させるまでにかかった期間は、実に14年以上にも及びました。そして、その間に彼が自らの手で作成した試作品の数は、なんと「5,127個」に達します。

彼はただ闇雲に試作品を5,000個以上作ったわけではありません。

彼は「エジソン的アプローチ」と呼ばれる厳格なルールを自らに課していました。それは、「テストのたびに、変更する変数は必ず一つだけにする」というものです。

一度に複数の部品や構造を変えてしまえば、結果が良くなったとしても悪くなったとしても、一体どの変更が結果に影響を与えたのかが分からなくなってしまうためです。

つまり、彼は、成功するまで続けるつもりで、失敗する方法を一つ一つ排除していったのです。

ここまでやれば、たいていのことは成功するでしょう。

そして、彼は、製品を完成させます。

彼の名前は、「吸引力の変わらないただ一つの掃除機」を発明したジェームズ・ダイソンです。

もし、あなたがどうしても成功したいことがあるならば、ダイソンの物語を参考にするとよいと思います。

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「カクテルパーティー効果」をご存知でしょうか。まずは、こんな実験を見てみましょう。イギリスの認知心理学者であるエドワード・コリン・チェリーが行った実験です。被験者の左右の耳に、異なる音声を同時に聴かせます。片耳だけに注意を向けるように指示し...
08/06/2026

「カクテルパーティー効果」をご存知でしょうか。

まずは、こんな実験を見てみましょう。
イギリスの認知心理学者であるエドワード・コリン・チェリーが行った実験です。

被験者の左右の耳に、異なる音声を同時に聴かせます。

片耳だけに注意を向けるように指示し、もう片方の音声に気づくかどうかを調べます。

結果は、注意を向けなかったほうの音声はまったく聴きとれなくなったそうです。

人の脳は、与えられた膨大な情報をすべて同時に処理しようとするとパンクしてしまうため、無意識のうちに情報を取捨選択しているのです。

しかし、注意を向けていないほうの音声から「被験者の名前」を流すと、被験者の意識がそちら側の耳に移るという現象が起こりました。

このように、例え喧騒の中でも、自分の名前や興味のある話は自然と聞きとることができるという注意力にまつわる心理効果を、「カクテルパーティー効果」といいます。

パーティー会場で誰かと話していても、他の人たちの会話の中で自分の名前が出てくると、パッと気づくのと同じですね。

人間の脳は、自分にとって必要な情報であるかを瞬時に判断して選び分けているということです。

実は、この「自分に関係のある情報に強く反応する」という人間の心理は、ビジネスの現場でも大いに活用できます。

アメリカの心理学者クリス・クラインケが行った別の実証実験をご紹介しましょう。

男女ペアの被験者を2つのグループに分け、それぞれ15分間会話をさせます。

一方のグループにのみ、「会話の中で相手の名前を複数回、意識的に呼ぶ」ように指示をします。

会話終了後に親密度を比較したところ、相手から自分の名前を何度も呼ばれたグループのほうが、会話した相手に対してより強い親しみやすさや好感を抱くという結果になりました。

ということは、日常生活の中で、会話の相手に自分の話をよく聞いてもらい、人間関係を良好にしようと思ったら、会話の中で、できるだけ相手の名前を呼んだ方がよい、ということになるでしょう。

そしてこの脳の仕組みは、自分自身の目標達成にも応用できます。

人間は、自分にとって「重要だ」と認識している情報を無意識に拾い上げます。つまり、私たちが「何かを達成したい」「この課題を解決したい」と強く意識し続ければ、脳がそれを「重要な情報」だとセットアップしてくれるのです。

目標を壁に貼ったり、手帳に書いたりして毎日眺める、という方法が昔流行しましたが、これには、モチベーションアップ効果の他に、常に目標に注意を向けることにより、必要な情報をキャッチする効果もある、ということになるでしょう。

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